2012年12月25日火曜日

マーケティングには法則がある!?

マーケティングに法則があるか、という問題に
正面からYESと言い切っている本がある。


80年代後半にポジショニングというコンセプトを提唱した
マーケティング戦略の大家が書いた本書は、
刊行から18年経った今でも手元に置いて折に触れパラパラとめくりたい良書。

だって、彼らは言い切ってるんです。
「マーケティングには法則がある。法則に反したら必ず失敗する!」
法則は早々変わるもんじゃない。だから古びないのも当然と言えば当然か。

例えば彼らは22の法則の中の1つ、
「一番手の法則」としてこんな事を言っている。

①大西洋を最初に単独で横断飛行した人物の名前は? そう、もちろんチャールズ・リンドバーグだ。
②大西洋を二番目に単独飛行した人物の名前は? おそらく簡単には答えられないだろう。

P13


答えは、バート・ヒンクラーなのだけど、確かに知らない・・・。
カテゴリの中で一番になることがいかに重要か。
なれないなら、一番になれるカテゴリを作ればよい 、という話に繋がってくる。

22の法則の1つ1つが、具体的な事例とともに
わかりやすく書いてあるので気楽に読めて、役に立つ。

ちなみに、法則があるからと言って簡単に成功できると言ってる訳ではない。
22の法則はそれぞれ納得感のある物ばかり。

だからこそ、それに反さずにマーケティング施策を行っていく事は
それなりに難しいのよね。
自分が今、大きな間違いを犯していないか振り返るのに最適。
きっと読むたびに新たな発見があると思う。

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